キムユスさんインタビュー

キムユスさんは群馬県出身。18歳から俳優を目指し上京し、現在FUKAIPRODUCE羽衣に所属しています。

― 役名を教えてください。

高尾という役です。奈良町温泉旅館を経営している役ですね。

― どんなキャラクターですか。

すっとぼけてて、人が会話している時に唐突に歌い出すキャラクターですね(笑)。本人は気を遣っているつもりで、場の空気がちょっと深刻そうな時に、歌って和ませようとするんですけど、どうにも他の人とずれてしまう。間の悪いやつだなぁって思う反面、可愛らしい面もあって。天然っぽいのかな。(森川松洋さん演じる)黒岩さんとダブルボケ、みたいなイメージを持っています。「今それするのかよ」ってツッコミたくなる、気の抜けたようなところが多いですね。

― 稽古はいかがですか。

若い人もいますけど、皆さんいろんな経験をされていて、いろんな現場から集まってきているので、普段東京でやっているのに比べると、とても新鮮な感じですね。「こういう見方をする人、芝居をする人がいるんだ」って毎回楽しいです。特に、宮崎で宮崎の方と共演する機会ってなかったので。

― やっぱり宮崎は違いますか。

やっぱり空気感が違う。大阪の人とは何回か共演したことがあるんですけど、楽屋でもず~っとボケやって、ツッコミやって、みたいな感じで、それに比べるとだいぶ違う。ギスギスしていないというか、良い意味でちょっとのんびりしていて、ホッコリしますね。演出の立山さんも、稽古中に急に雑談したりとか(笑)。ストイックで神経質にやるよりも、ゆっくりのんびり確実にやっていきましょうみたいな空気がすごくいい。

― 意気込みをお聞かせください。

戌井さんの『たのかんさあレンジャー』を、立山さんや共演者、スタッフの皆さんと一緒に作り上げていく。その結果、お客様に楽しんでいただける作品になるように、最大限考えつつ毎日努力していきたいと思います。

― 最後にお客様に向けて一言。

諸県弁をしゃべっていますけど、優しい目で観ていただけると(笑)。

レンジャーにゅ~す

宮崎県立芸術劇場がプロデュースする演劇公演「新 かぼちゃといもがら物語」#3『たのかんさあレンジャー』。 シリーズ名は、宮崎の男女を表す言葉「いもがらぼくと」と「ひゅうがかぼちゃ」にちなんだもの。しっかり者の女と頼りなくお人好しな男。宮崎を舞台に“今を生きる”人々の営みから、日本の今を見つめた新しい物語を紡いでいきます。 「レンジャーにゅ~す」では、稽古の様子などをお伝えしていきます!

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